事前に把握しておきたい葬儀の流れ

ある程度の年齢になるまでに、一度くらいは誰しも葬儀を経験することが多いものの、喪主を務めたことがあるという人は少ない様に思われます。一旦、葬儀を手配する段階に入ってしまうと、残念ながら精神的にも肉体的にも余裕がなく、時間にも追われる事になってしまうというのが実情です。

生前から決められることについては話し合い、流れを把握しておくことはとても大切です。まず、亡くなってから遺体を安置先へ搬送する必要があります。その後、参列者の人数や規模に応じた葬儀を手配し、通夜が始まるまでに様々な手配をしていきます。

知人や参列者へ訃報を知らせることをはじめ、遺影の写真や棺に納めるものの、喪服やお布施といったものの準備などが一例です。通夜が終われば告別式、そして火葬場へと移動になります。ここまで怒涛の様に流れていきますので、故人との別れを惜しむ余裕を持つことすら難しいことが殆どです。

事前に出来るところから準備をしておくことが必要です。

喪主や遺族として参列する場合の葬儀の流れ

葬儀はどのような流れで進むのかということを喪主や遺族が事前に知っていれば、当日慌てることなく心穏やかに故人をおくることができるはずです。喪主や遺族の立場に立った流れとしては、まず行うべきは受付準備です。

開始1時間前に集合し、段取りの最終確認、受付の準備を行います。その際、会葬礼状、会葬御礼品などの用意、弔辞・弔電の名前、順番は間違っていないかなどの確認をしましょう。開式した後は、まず弔辞・弔電を読み上げ、僧侶による読経が行われます。

そして、喪主・遺族・一般参列者という順番で焼香をして、それが終わると閉式になります。喪主の挨拶の後、出棺され最後のお別れです。約一時間程の火葬の間、遺族や同行者は控室で待機するので、この時に次回の法要の日程調整などをしておくと良いでしょう。

火葬が終わると、喪主から血縁の深い順に骨上げを行い、還骨法要を行います。仕事の関係で休みを続けて取ることができないことから、初七日法要も同時に行うことが多いです。喪主が最後に挨拶し、精進落としをして儀式が全て終了されます。


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